こんにちは!
株式会社湘南工房建設の高山です🐶
今回は、屋根リフォームの一つであるカバー工法についてお話していきたいと思います🐾
目次
カバー工法とは?
屋根のリフォームには3つの工法があります。
①塗替え工事 ②重ね葺き工事 ③葺き替え工事
重ね葺き工事はカバー工事とも呼ばれていて、この工事でカバー工法がとられています。
カバー工法(重ね葺き)とは、既存の屋根材の上に防水シートを敷き直し、さらにその上に新しい屋根をかぶせる工法です。
屋根材が二重になるため、新たに重ねる屋根材は金属製の軽量な屋根材が使われます。
既存の屋根の状態がある程度良好でないとこの工事はすることができません。既存の屋根の損傷が激しく、雨漏りなどをしてしまっている場合は、下地から新しいものに取り換える葺き替え工事になります。
カバー工法のメリット
工事期間が短い
既存の屋根を撤去したり、野地板をチェックしたりといった工程がない分、工事を早く終わらせることができます。
カバー工法にすることで、工事中の騒音や業者の出入りが多くなることによる、日常生活へのストレスやご近所さんにかかる迷惑を軽減することができます。
工事費用が抑えられる
葺き替え工事と比べて工程が少ない分、工期が短く済むだけでなく、費用も少なくて済みます。
また廃材も出ないため、さらに費用を抑えることができます。
既存の屋根にアスベストが含まれている場合、その撤去処分費用は高額で、カバー工法の1.5倍以上の費用がかかってしまう事もあります。
今の屋根にアスベストが含まれているが、撤去費用をかけたくない方におすすめの工法です。
断熱性が上がる
カバー工法をした屋根は、古い屋根と新しい屋根の二層構造になるため、屋外の暑さや寒さが室内に伝わりにくくなる断熱効果が期待できます。
裏側に断熱材が貼り付けられている断熱材一体型屋根をつかえば、さらに断熱性は向上し、室温の熱の吸収を抑えてくれるだけでなく、雨音も抑えてくれます。
カバー工法のデメリット
屋根内部の点検ができない
新しい屋根をかぶせる工法のため、既存の屋根のキズや経年劣化が直せるわけではありません。さらに、経年劣化がひどい場合はそもそもカバー工法をすることができません。
カバー工法を行った後、下の屋根を目視することは基本的にできず、もし屋根の下地が腐り始めていた場合、カバー工法完了後も下屋根の劣化は進行し続けてしまうため、将来のメンテナンスが大変になる場合もあります。
屋根が重くなる
先ほど解説した通り、カバー工法後は、古い屋根と新しい屋根の二層構造となるため、屋根の重量が増えます。
建物の重心が高くなると、揺れによる影響を受けやすくなり、耐震性は低下してしまいます。
壁量が不十分であったり、壁の配置がアンバランスな建物には適しておらず、既存の屋根が瓦などの重い素材の場合、基本的にカバー工法を行う事はできません。
使用できる屋根材が限られる
屋根の重量が増えることによる耐震性の低下を抑えるため、カバー工法で使う屋根材は軽量なものでなければなりません。
ガルバリウム鋼板といった金属屋根が代表的で、近年軽量な屋根材が開発されていますが、依然としてカバー工法で使用できる屋根材は限られています。
火災保険が適用されない
火災保険は原則、「損傷部分を元の状態へ戻す工事」に対して適用されます。
新しい屋根材をかぶせるカバー工法は「元の状態へ戻す工事ではない」とされてしまい、原則としては火災保険を利用することはできません。
以後の修理やリフォームが高額になる
カバー工事は一度しか行えないため、次のリフォームは葺き替え工事をするしかありません。カバー工法を行った状態の屋根は、通常よりも一層多く重なっているため、二重となった屋根材を剥がす手間がかかり、費用もかさむことになります。
カバー工法は、解体作業や撤去費用が発生しない分費用は安くなりますが、前回のリフォーム時に古い屋根を取り外さなかった場合、次回のメンテナンス時、あるいは家を解体する際に撤去が必要になります。アスベスト含有屋根の場合でも同様で、結局はどこかのタイミングで屋根材を撤去しなければなりません。
そのため、トータルで支払う撤去費用に関してはほとんど変わりません。
弊社取り扱いの屋根材紹介
IG KOGYO スーパーガルテクト
鋼板の裏側に断熱材が充填されており、超軽量の金属屋根ですが、15年再塗装不要という耐久性の高さが特長で、令和4年度には⽂部科学⼤⾂表彰を受賞しています。
スーパーガルテクトが選ばれる3つのポイントを解説していきます。

1.長期保証コストパフォーマンス
スーパーガルテクトは、さびにくい金属の「超高耐久ガルバ」を使うことで、高い耐久性を実現しました。


めっき層に含まれる、アルミ、亜鉛、マグネシウムの成分がベースの鋼板を強⼒にガードします。
めっき量も多く、⼀般的なガルバリウム鋼板の約1.25倍の厚み!
塗膜15年、⾚さび20年、⽳あき25年の⻑期保証!
⼀般的な屋根は、リフォーム後10年で、再塗装が必要ですが、スーパーガルテクトなら、15年間は再塗装がいりません!
初期費⽤は、塗装リフォームよりちょっとだけお⾼めですが、丈夫で⻑持ちするからコスパがいいんです!
2.断熱性・遮熱性
スーパーガルテクトの構造には、アイジー⼯業の独⾃技術がつまっています!
断熱材は、⼩さな泡の集合体でできていて、泡に封じ込められている熱を伝えにくいガスが、⾼い断熱効果を発揮してくれます。
さらに表⾯の塗料には、遮熱性が⾼いものを採⽤。
屋根⾃体の構造も、アイジーの独⾃技術で遮熱性がさらにUP!
接合部分にまで、断熱材が充てんされているから、屋根裏への熱の侵⼊を防ぎます。

断熱と遮熱のWパワーで、1年中安心、快適に過ごせます。
また断熱材は⾃⼰消火性があるため、燃え広がるリスクを軽減し、万が⼀の時も⼼強いんです!
3.簡単施工&毎日安全性能
スーパーガルテクトは1㎡当たり5㎏で、スレート屋根に比べて約1/4、和瓦屋根に比べて約1/10と超軽量です。
さらに金属製のため、地震時の割れの心配がありません。
施⼯のしやすさと丈夫さから、台⾵や地震発⽣後の災害復旧にも使われています。もちろん、災害対策にもおすすめです。
屋根の劣化やひび割れが原因で起こる屋根の⾶散をしっかりガードしてくれるので安心です。


カラーラインナップ
短めのサイズもあるので
狭い現場でもお使いいただけます!
スーパー ガルテクト®︎

スーパー ガルテクト®︎ C

ニチハ株式会社 センタールーフ
超高耐久 横暖ルーフは、一般的な金属製屋根材とは違い、遮熱鋼板(塗装高耐食GLめっき鋼板)と断熱材(硬質ウレタンフォーム)を一体成型した高機能金属製屋根材です。
軽量で地震に強く、一年を通して優れた断熱性能を発揮し、超高耐久で安心して使用できます。
また、遮熱鋼板にマグネシウムを2%加えることで、めっき層を強化し、耐食性の向上を実現!一般的な亜鉛めっき鋼板に比べ、約3~6倍の寿命があります。

Point1.充実の長期保証
超高耐久・超高耐候GLめっき鋼板は、塗膜の変色・褪色保証(プレミアム品)や、ヒビ・割れ・剥がれの保証はもちろん、赤錆20年、穴あき25年保証付きです。
Point2.海岸500m以遠を保証
超高耐久 横暖ルーフは、沿岸部での保証対象地域が「海岸から500m以遠」であり、幅広い地域が保証対象です。
Point3.全地域で施工可能
超高耐久 横暖ルーフは、平成28年11月8日より、北海道も施工可能地域となり、断熱材一体型の屋根材の中で、広範囲の施工可能地域を実現しています。
カラーバリエーション
繊細な色彩と絶妙な柄が織りなす多様なバリエーションが、選択の幅をひろげ、様々な個性を楽しめます。

屋根リフォームのカバー工法についての解説と、屋根材の紹介でした!
屋根リフォームについてご相談などありましたら、ぜひお問い合わせください🙌
≪3月リフォーム相談会のご案内≫
日程:2023年3月18日(土)・19日(日) 10時~16時
場所:神奈川県藤沢市石川1丁目1−17 タカラスタンダード藤沢ショールーム


公式YouTubeチャンネルを開設しました!
各メーカーのイチオシ商品や施工の流れ・職人の作業風景などを更新しています!
よかったら下記よりご覧ください!👀
